月: 2021年1月
Mate40 Pro+ (データ通信)
イジェクトピンで出せないトレーも、なんとか引き抜くことができたので、一応データ通信についても確認しておきましょう。

SIM トレーの一番奥に y.u mobile の SIM を刺したところ、SIM スロット2で認識されました。

初期状態では APN リストに4つ表示されました。この状態でアンテナピクトに 3G マークが・・・でも、通信はできません。当然です。

APN を設定したところ、ちゃんとデータ通信はできました。一応スマホとしての最低限の機能は動いている模様。とはいえ、3G ・・・

商品ページには 4G とか 5G の文字はなかったので、もしや・・・と思ったら、案の定 3G までしかサポートしていない模様です(爆)。LTE すら使えない端末なので、新興国向けって感じなんですかね。

「*#*#4636#*#*」の携帯電話情報を確認したところ、なんとなく VoLTE や LTE の設定が出てくるし、優先ネットワーク的にも LTE 関連の設定もあるんですけど・・・選んでも LTE になることはありません。

MTK Settings を呼び出して、Band Mode を確認したところ、左側の SIM2 は GSM (2G) と UMTS (3G) がリストアップされ、SIM を刺していない SIM1 は GSM Mode のみ設定可能な状態でした。やはり LTE はサポートしていないのか。
というわけで、Gearbest のページは正直に 2G/3G とだけ書かれていたので偽装じゃないけど、これと同じ端末が送られてくるならば、AliExpress に散らばる同等の商品に書かれた 4G/5G といった表記は嘘でしょうね。似たような端末の Amazon のレビューにも、3G 端末だったというモノもありました。ブランド不明なアヤシイ中華端末は、LTE すら使えない可能性もあるということを認識しておく必要がありそうです。
Mate40 Pro+ (Battery)
スペック上は 6000mAh という大容量バッテリーを搭載していることになっているアヤシイ端末。

色々なアプリで確認してみても、やっぱり 6000mAh であるという表記になりますが・・・どうにも信用できません。

45分程度、画面を点けてスクショを取ったりする程度の処理をしていただけで、23% ほど減少しました。特にコレといって重たいアプリを起動したワケでもなく、設定画面とかをチェックしていただけなんですよね。
数日使ってましたが、画面を消した待機状態(WiFiのみON)では、それほどバッテリーは減りませんが、画面を点灯させて何かしていると、モリモリとバッテリーが減っていきます。どうみても、6000mAh といった大容量とは思えませんなぁ。ちゃんと確認するほど時間もなかったので、検証はしていませんけど、バッテリー容量もおそらく偽装でしょうね。本当は分解してみたいけど、返品するので、そういうわけにもいかない。
Mate40 Pro+ (OS)
見た目からしても、どうしても Android 10 には見えないアヤシイ端末。

一応設定画面の Android バージョンは 10.0 になっています。このバージョン部分を連打してみると・・・

それっぽい画像は登場します。が、ホンモノのイースターエッグとちがって、文字のパーツを動かしたりできません。

Phone check and test で確認すると、2015年10月リリースで MARSHMALLOW 10.0 っていう表示になるし、Version Name には LOLLIPOP という文字が・・・LOLLIPOP は Android 5 だし、MARSHMARLLOW は Android 6 ですなぁ・・・。
API Level が 23 になっているのもポイントですね。Google によれば、Level 23 は Android 6 となっています。

API Level という観点から調べるために、 AppChecker というアプリを使って、インストールされているアプリたちの対応 API を確認してみたところ・・・ほとんどのプリインストールアプリは API Level 23 どまり。Android システムですら Level 23 なので・・・間違いなく、OS は Android 6.0 でしょう。
OS の表記に関わる部分や、バージョン番号連打で出てくる画像などを細工して偽装しているということ。古い OS をサポートしなくなったアプリはインストールもできず、動作もしないはず(未確認)。

また、セキュリティレベル的にもよろしくないと思われます。セキュリティパッチレベルは2020年6月2日と表示されていましたが、これも怪しいところです。というより、2020年は Android 8 以降しかセキュリティパッチが出ていないハズ。
そして、カーネルバージョンが 3.18.19 となっていますが、この辺からも Android 10 ではないことが明確ですね。Wikipedia に記載されている情報によれば、Android 6.0 で Kernel Version は 3.18 となっていますし、Android 7 からは Kernel 4.4 になっています。

ちなみに・・・Antutu で表示できる System 情報もこんな感じ。商品スペックを良く見せるためにここまで偽装しても、利用者は使っているうちにアプリの互換性とかで気づいてしまうと思うんですけどね・・・。安全性にも関わるので、OS の偽装はヒドイですね。
ちなみに、システムのアップデートをするようなメニューは設定画面に一切ありませんでしたので、OTA でのアップデートというのは考慮されていないようです。
OS の観点からも、日常利用するには安全ではないですね。やはり、アヤシイ端末の利用はオススメできませんな。
初詣
アヤシイ端末のネタはまだまだ続いてしまうので・・・ちょっと閑話休題。CES とか povo とか気になるネタも多いので、しばし脱線して・・・2021年の初詣について。

三が日のランニング途中で、鵠沼伏見稲荷神社を見てみたら・・・やはり結構な人がいるのでパス。まぁ、またランニングしている時にお参りできるでしょう。

同じく三が日のランニング中に立ち寄ってみた鵠沼神明にある皇大神宮。烏森神社とも呼ばれるらしい。こちらもそれなりに人がいますのでパス。

日を改めて三が日も終わった平日昼間に、白旗神社に行ってみました。

交通の要所である白旗の交差点があるので、神社の存在は知っていたのですが・・・参拝したことはありませんでした。源義経公を祭っているんですな。

源義経公の銅像もあったりします。さすがに三が日を過ぎているので、境内も空いてますね。人はほとんど見あたらない。

というわけで初詣。御社殿も参拝する方はまばらです。

境内の大きさから、勝手に白旗神社って大きなトコロだと思っていたんですけど、御社殿は割とコンパクトですな。
昨年は湯島天神や神田明神にお参りしましたが、今年はご近所で。引っ越して地元に戻ってきましたが、近所に神社は多いので困りませんな♪
Mate40 Pro+ (RAM)
32GB という ROM 容量も見事に偽装だったアヤシイ端末。そんな端末に 4GB も RAM が搭載されているとは考えられません(爆)。

DevCheck で確認すると一応 4GB と表示されていますが、0.93GB 使用済みという割には、その下の割合を示すバーは半分近くまで埋まっている表記になっている点が気になりますね・・・

Phone check and test で確認すると・・・Total RAM Space は 1.9GB ってなっちゃいますね~。

RAM に特化して詳細な情報が表示可能な RAM Truth というアプリで確認すると・・・やっぱり 2GB ですよねー。
というわけで、スペックや Android の設定画面に表示されている RAM 4GB も偽装で、実際は半分の 2GB ということらしい。いやはや、ホントにこの端末は面白いですねぇ♪
ROM も RAM も SoC も偽装していても、なんとなく動作できちゃう Android というシステムがスゴイのか、偽装の仕方が上手なのか・・・。個人的には偽装できちゃう Android というシステムに問題がありそうな気がします。ちゃんと、実体通りの Profile を設定しないと動作しないようになっていて欲しい。そうでないと、こんな感じの消費者泣かせの端末の販売が横行しちゃうんですよね・・・。ま、私は知ってて楽しんでいるので問題ないですけど(笑)。
Mate40 Pro+ (Storage)
様々な虚偽が発覚しちゃう面白端末。スペック上は 32GB というストレージについてチェックしてみたいと思います。

設定画面でも一応 32GB と表示されております。

しかし、設定内の内部ストレージの表示は若干アヤシイ。画像など、実際のサイズよりも大きく表示されているように見えます。

とあるファイルマネージャーアプリでは、分母が32GBじゃなくて16GBって表示されちゃいます。これはアヤシイ♪

そんなわけで、Windows からどれだけファイルが書き込めるかテストしてみます。26GB の空きがある状態からサイズが大き目な動画ファイルを書き込みしていき、どのくらい書き込みできるかテストします。

約9.5GBを書き込んだ時点で、追加の200MB程度のファイルのコピーがエラーになりました。エラーというか、デバイスの応答が無くなりましたと表示されて、USB ケーブルの抜き差しでアクセスが復活。

9.5GB コピーしただけなんですが、26GBだった残量は1.29GBに。なぜか24.7GB も消費しちゃったことに?? 更に、1.29GB の空きがある状態でも 200MB 程度のファイルの書き込みができなくなってしまっています。
どうやらファイルマネージャーアプリが表示していた 6GB / 16GB という表記が正しいような感じですね。空き容量が約 10GB であれば、9.5GB 程度までしか書き込みできなかったという事実と合致します。

DevCheck というアプリで確認すると・・・ストレージサイズは 12.3GB と出ました。マウントした /data のサイズはあくまでファイルシステム上の数値なんで、実体を表さないということも・・・可能なハズ。

Phone check and test というアプリの Storage 表示もこんな感じ。
というわけで・・・どうやら ROM 32GB というのも偽装なようです。実体は 16GBで、システム利用分を除いて Internal Storage に 12.3GB を割り当て・・・という感じでしょうか。32GB だったら、Internal Storage はもっと大きくなるハズですからね。
まぁ、この手の Flash Storage のサイズ偽装は中華 USB メモリや SD カードでよくある手なので、スマホに適用されててもおかしくないっすね。この偽装はなかなか気づきにくいかもしれませんな。
Mate40 Pro+ (SIMトレー)
外観編で後述すると言っていました Mate40 Pro+ の SIM トレーです。何が問題だったのかといいますと・・・

イジェクトピンを刺しても出てきません(爆)。ちょっと角度変えたり、もう少し長めの針金を刺したりしてみても、押し込めるボタンのようなものを感じませんの。こりゃぁ、不良品ですかねぇ。こういう仕様です、ってことはないと思いたい(笑)。
ちなみに、色々と入っていたパッケージには SIM イジェクトピンは付属していなかったので、正解のピンの長さは不明です。

仕方がないので、先を曲げたピンを作成して引きずり出してみたところ、なんとか出てきました。

こんな感じで nanoSIM が2枚と、MicroSD の同時使用が可能な3トレータイプでした。
トレーが抜けたので、隙間からナカミを覗いてみたんですが・・・やっぱりイジェクト用のボタンというかパーツが欠損しているような・・・。
ここまで色々と偽装スペックを解明してきましたが、この SIM トレーについてはおそらく初期不良の類だと思います。まぁ、SIM 刺してデータ通信したり電話機として使う気はないので、SIM トレーの抜き差しが不便でも問題ないといえば、問題ないですかねー(笑)。それ以前の問題で、返品する手続きを進めております(爆)。
