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Mate40 Pro+ (Camera)

デザイン的にはリア5眼、フロント2眼という見た目にも派手な感じのカメラが特徴な本家 Huawei の Mate40 Pro+。デザインを真似たアヤシイ端末のカメラの実態はどうかといいますと・・・

まずはリアカメラ。実は下側の1つ以外、左側2個、右側2個の4つは完全なるフェイクでして、カメラですらなく、単なるプラスチック(爆)。つまり、1眼ですww

一応上側の LED ランプは点灯します。

購入時に表記されていたリアカメラのスペックは 50MP。しかし、カメラアプリでの設定可能な最大サイズは 13MP です。

撮影した画像はこんな感じ。3328×1872 ピクセルな画像ができあがりました。しかし、この画素数だと 6MP ですよね・・・。

Device Info というアプリでカメラスペックを確認すると・・13MP で 4160×3120 の画像が生成されるハズですが・・・そうならないんですな。

ノイズ多めですし、フォーカスも合わせにくく、プレビュー画像も追従性が悪く、トイカメラ程度のオマケ機能ですね・・・。とても本家 Mate40 Pro+ のような高性能なカメラではないことは確実です。

搭載されているカメラアプリの設定項目も少な目です。

ちなみに、プレビューサイズを「標準(4:3)」から「フルスクリーン」にすると画角が変わります。カメラ自体は 4:3 であって、フルスクリーンにするとズームして上下にできる黒帯を消して左右を見切れた状態にするだけ。撮影された画像は 4:3 でしか保存されず、プレビューサイズをどちらにしても同じサイズ(4:3)の画像が保存されました。

さて、面白いのはフロントカメラです。本家や CG デザインのように、上ベゼルとの間に隙間がないのはご愛敬としましても、電源入れる前の状態で確認すると、左側しかカメラっぽいものが見えません(爆)。

しかし、画面を点けると右側にもカメラっぽいものが登場!!

撮影の都合上、黒色表示となる画面の方がわかりやすいかな。なんだか右側にもカメラがあるように見えますよね?

正体はスクリーンショット画像を見るとわかります。そうなんです。液晶でカメラっぽい物体を表示しているんですよ(爆)。なんと手の込んだ偽装を・・・こんなことするくらいなら、フロントカメラを1眼にして、表示に使えるエリアを広くすればいいのに・・・。やはり機能や性能よりも、デザインを似せることを重視しちゃったんでようね(笑)。偽装のためには苦労を惜しまない開発陣の心意気(?)を感じちゃいます♪

フロントカメラは記載されていた情報では 24MP でしたが、アプリでは 8MP までしか設定できません。しかし、保存される画像は 1920×2560 と約 5MP。先述の Device Info の情報にある通り、8MP ならば 3264×2448 となるハズですけどね・・・

というわけで、物理的なカメラの個数については商品仕様には明記されていないので、ダミーレンズでも仕方ないし、50MP/24MP といったスペックは仕様記載のミスだったとしましょう。しかし、ソフトウェア的に 13MP/8MP としているのに、実際に保存される画像サイズは 6MP/5MP となっています。こんなトコロもシッカリと偽装しているワケですね。サスガです♪