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BIGとHand

新機種ネタの続きです。今回は楽天モバイルの2つの端末にフォーカスします。発表会の模様は動画で閲覧可能です。

既に入手可能な状態となっている Rakuten BIG。楽天モバイルが 5G サービスを開始するにあたって、2機種目となる 5G 対応端末として独自端末を出すというサプライズがありました。

6.9インチという有機ELな大画面で、スナドラ765Gに 6GB RAM / 128GB ROM。最大の特徴はフロントカメラと指紋リーダーがディスプレイ内に隠されていること。ちょうど1ヶ月前に取り上げた ZTE の Axon 20 5G とスペックがソックリ・・・。実は Rakuten BIG は ZTE 社製ということで、Axon 20 5G をベースに楽天向けのカスタマイズをしたモデルと言えそうです。

5G を楽しむなら大画面がイイよね、という趣旨はわかりますが・・・まだまだ楽天の 5G エリアは超極狭。かなり限られたスポットのみ。こんな状況で良くサービスインって言えるよな・・・と、第4のキャリアとして不安しかありません。そもそも 5G 開始前に 4G エリアなんとかして欲しいです。

実はちょっと前から10月末と12月末拡大されるエリアが確認できるようになっていまして・・・12月末には我が家もエリアに入りそうです。それでも全然広がりが足りないですな。こんな状況で CM では「全国どこでも使い放題」とか言ってるんですから、信用なりませんな。

おっと、話がそれました(笑)。Rakuten BIG のハナシでしたね。この端末、割り切って大画面端末をタブレットのように使うつもりで持つなら、結構アリなんじゃないかと思うんですが、注意が必要な点があります。Rakuten Mini 同様、eSIM オンリーで通常の SIM カードは使えません。Axon 20 5G では使えていた部分を、楽天カスタマイズで eSIM オンリーにしたようです。また、VoLTE も楽天以外は非対応とスペックに記載があります。もしかしたら IIJmio の eSIM で使える可能性もありますが、楽天モバイル以外の回線での利用や、渡航時の海外SIMの利用などで不便があるかもしれません。

せっかくの面白端末なのに、変なトコロでシバリを作るという・・・それほど安値な端末じゃないんですから、つまらない制限を付けない方が好印象だったんですけどね。大変残念です。

さて、詳細不明ながら先行発表された Rakuten Hand ですが、このタイミングで 5G 端末じゃないというのが面白いトコロ。楽天は5Gは形として対応しただけで、本気でユーザーに利用してもらう気はなさそうです(笑)。Rakuten Hand は5.1インチな有機EL画面で横幅が63mmとスリムな点が特徴。最近の縦長 Xperia とラウンドエッジな Galaxy を足して2で割ったようなデザインです。スナドラ720Gでリアカメラは2眼。バッテリーは2800mAhと控えめなので、結構軽量に仕上がっていることに期待したいですね。

Rakuten Mini と同等なお値段で登場したら、それなりに売れる可能性も感じますが・・・まさかコイツも eSIM のみじゃないだろうなぁ・・・、と不安になります。Rakuten 専用端末は eSIM のみ、だと・・・ちょっと手を出しにくいっす。

既に持っている Rakuten Mini も SIM 無し運用になってしまってまして、イマイチ活かしきれていない状況なんです。楽天シバリでもいいから、簡単に SIM 差し替えて複数端末を好きなタイミングで使い分けできるようにしてほしいんですよね・・・。