Posted in ひとりごと

この世界のすみっコで・・・

まだまだ続ける毎月の映画。11月12月とハリウッド映画にしつつ、同時に別スクリーンで上映されてて気になっていたもの・・・そして、そろそろ上映終わってしまいそうだということで・・・

今更ながらのすみっコぐらしを鑑賞してまいりました。ユルい絵に癒されてつつ、世界のすみっコで暮らす私も共感できるところがあれば・・・と。子供向けと侮るなかれと、大人も楽しめると話題のヤツをせっかくだから観ておこうという魂胆です。

空いているだろう時間を狙って行ったハズなんですが、お子様連れ多数で結構混雑。大人のソロも数人おりましたが、上映中も子供たちのワサワサした感じで、劇場内は子供向けってな雰囲気。

涙腺決壊覚悟のタオルスタンバイで、ヤクルト2本分位は泣いてやると勇んで行ったものの、実は今の私では泣くほどでもなかったという・・・

いやね、イイ映画でした。ストーリーも短時間ながら良くできてましたし、展開もテンポもよろしいです。感謝と優しさに溢れた映像で癒されますヨ、特に前半は。キャラは喋らず、ナレーションベースなのも絵本の雰囲気を出しててよかったです。絵だけでも十分に伝わるので、もう少しナレーション少な目でもよかった気がしますが、子供向けな部分もあるのかな。

大人こそ刺さるという後半なんですが、切ないし、実は救いのないエンディングで、感動とか共感よりも、「エグいなぁ・・・」というのが観ている時の感想。ネタバレになるので、どの辺がとかは書きませんが、一見ハッピーエンドに見えるエンドロール中も、結構救われないと感じちゃいました。

まぁ、この辺りが子供向けじゃない、世知辛い世間を生き抜く大人達にもシッカリと訴えるものがあって、異例の大ヒットとなっているのだな、と納得だったりするのですが。

仕事していた頃なら、もう少しグっときたかもしれませんが、自由気ままな今だと、すみっコ具合がちょっと違うのかしらね♪

とはいえ、後からジワジワくるので、映画館じゃなくてももう一度観てもいいかも。何年か時間が経って、忘れたころに観ると、もしかしたらまた違った感想になるかもしれない。確かに侮れないイイ映画だったんだわ。