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ONiO.zero

GIGAZINE で紹介されていた ONiO.zero が気になったので、ちょっと本家サイトなどを調べてみました。

まずは ONiO.zero とは、 RISC ベースの MCU で、チップ内で高周波を拾って電力を発生させて駆動できるということで、MCU そのものの動作には別途電源が不要というのが IoT などに便利だよね・・・というモノらしい。

800/900/1800/1900/2400MHz という、携帯電話で使われている周波数をエネルギー源とするので、よっぽどのへき地でない限りは動作できそうです。外部との接続は BLE をサポートしているし、I2C、SPI、UART といった標準的な Serial I/O もサポートしているようです。

とはいえ、I/O の先のセンサーやスイッチなどへの電源供給はこのチップから行うことはできなさそうですので、様々な IoT 機器が電源レスになる・・・というわけではなさそう。

また、RAM 2KB、Flash 8/16/32KB ってことなので、組み込み OS など入れこんだり、複雑な処理をやらせるわけにもいかなさそう。

長期間データ収集を行いつつ一定周期でデータ送信するとか、何かのフックを待ち続けて、必要時だけメイン機器の電源を入れるなどといった、待機系のソリューションには向いてそうだけど・・・やはり色々なモノが全てバッテリー無しという感じにはならなさそうだ、と思いました (専門家じゃないので間違っているかも)。とはいえ、必要なバッテリー容量を減らしたりできそうなので、コストが下がって上手く組み合わせができれば活用できる場所があるかもしれませんね。

外部のセンサーなどの駆動電力も発生できるようになると、もっと魅力的になるんじゃないかと。