日: 2020年1月29日

ハーバード大学とサンパウロ大学の研究チームが発表した、「ストレスでなぜ白髪になるか」を解明したというニュースがなかなか興味深い。英語なら BBC のニュース、日本語なら Gigazine がわかりやすいかな。

マウスを使った実験やら、様々な推論の検証から成り立っているのですが、ストレス → ノルアドレナリン放出 → 毛髪の色素を生成するメラニン細胞大量発生 → メラニン細胞の元になる幹細胞が枯渇 → 白髪化、というメカニズムらしい。

加齢によって幹細胞が枯渇した場合も白髪化するというのも納得です。とはいえ、ストレス以外にも要因はあるかもしれませんので、一概に若くして白髪の多い人はストレスが多かったということにはならないかもしれないけど、要因としては大きいのかもしれませんな。

マウスへのストレス付与の方法が結構えげつないので、ちょっと可哀想だと思ってしまう私は・・・科学者には向いていないのかもしれません(笑)。1日4時間の体の拘束とか、きっと耐えられない( ;∀;)

ノルアドレナリン放出量を減らす方法はあるらしいので、ストレスがあっても白髪化促進を阻害する方法までは述べられていますが、白髪化した後に戻す方法などは・・・記載がないですな。あとは、白髪化する部位(エリア)が人によって違いがあるのはなぜかとか、そういった原因もわかると面白いかもしれません。

いずれにせよ、白髪は人生の歴史の一部を物語るもの・・・ということですな。