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ZTE Libero Flip

今週初めのちょっと驚いた新製品。割とコンスタントに格安端末を提供している ZTE ですが、2月29日から販売開始な新製品は格安なのに Flip タイプの折り畳み端末というから驚きです。

Libero Flipワイモバ専売モデルで、驚くべきはその価格。定価で税込63,000円。とうとう折り畳みスマホもここまで低価格になったんですね・・・Motorola razr 40 が IIJmio のキャンペーン価格で79,800円で安くなったなぁ~なんて思っていたら、Libero Flip は MNP 等のキャンペーン価格で39,800円というから恐ろしいです。

外側にあるサブディスプレイも円形でタッチ対応で、任意アプリを起動とまではいかないものの、カメラで撮影したり電話に出たり、音楽再生のコントロールに使えたりと機能性もありそう。

気になるスペックは、スナドラ7 Gen 1 で 6GB/128GB。バッテリー容量は 4,310mAh で 214g。ミッドレンジとしてホドホドな性能で、ちょっと重量が重たいかな・・・くらい。ちゃんと日本向けローカライズも怠らず、FeliCa 対応して防水・防塵もあって、指紋認証もできちゃう。このスペックでこのお値段なら、ちょっとパカパカして楽しむために1台買ってもイイかな・・・などと思ってしまいました。

しかし・・・ちゃんとコストダウンして安くしている理由もありました。nanoSIM と eSIM の Dual SIM をサポートしているのですが、Softbank 系の回線以外では結構キビシイ感じ。コチラの対応周波数表を見ると、なかなか絶望的です。

5G こそ n3 / n28 / n77 / n78 で他社回線でもなんとかなりそうな感じですが、LTE Band は Band 1 / 2 / 3 / 4 / 8 / 12 / 17 のみ対応。Softbank 回線でもちょっと足りないくらいですが、docomo のプラチナバンド(Band 19)と au のプラチナバンド(Band 18 / 26)をサポートしていません。au のローミングを使わない覚悟で楽天モバイルという手もありますが、やはりワイモバ等の Softbank 回線で使う以外には不安要素しかありません。せっかくの Dual SIM も使い道がなさそう。

・・・というわけで、端末そのものは面白そうなんですが、対応周波数が貧弱すぎて使い道がとても難しそうなんです。もっと 5G が広範囲で安定して使えるようになれば、なんとかなるかもしれませんが・・・現状では難しいですな。LINEMO 残しておけば・・・ちょっと手を出していたかもしれない(爆)。