カテゴリー: Travel
現地での通信環境
そろそろ忘れそうな上海オマケネタ。上海では WiFi 利用が厳しかったので、通信は携帯電話の回線にほぼほぼ頼ることになりました。何を準備したかは事前準備編で既に触れていますが、現地での感触を記録しておきます。

まずメイン端末は Amazon で買っておいた物理 SIM。30日間と利用可能期間が長い割に 1GB と控えめなデータ容量。599円と格安なので手をだしやすい。APN を CMHK に設定したら無事に 4G で接続できました。場所によっては 5G も掴んでいましたね。

少々時間が経ったら、主電話回線な docomo もローミングで接続となりました。メイン端末は、メイン番号の電話待ち受けをしつつ、購入した SIM でデータ通信という Dual SIM 運用。

困ったのが、この物理 SIM はデータ残量を知る方法がなかったこと。ググって SMS 送ればわかるといった情報もあったので試してみたけど・・・SMS 送信すらできませんでした(笑)。スクショ忘れましたが、回線は予想通り China Mobile だったようです。上海市内での移動だったら、通信不能や速度低下で困るといったことには遭遇しませんでした。

そして別途2回線準備していたのが povo2.0。今まで持っていた物理 SIM と、eSIM の2回線です。ひとまず物理 SIM の方は事前に海外トッピングを購入しておきましたので、フライトモードを解除したらデータトッピングの利用がスタートした旨の SMS が届きました。

China Telecom の回線でローミングということらしい。Dual SIM として OCN モバイル ONE の SIM がある方もローミング状態になっていますがデータ通信はできないプラン。

アプリを見ればデータ残量もわかるので安心です。3泊4日ですが、利用開始から72時間後まで使えるので、帰国のフライトまでに収まるというのも今回の旅にはピッタリでした。

そして2回線目な eSIM。コチラは事前にトッピング購入もしていませんが、キャンペーンで貰ったプロモコードで3日間1GBを使います。事前にプロモコードを入力していなかったのは、トッピング無しでも povo アプリはデータ通信できるかどうか試してみたかったから。試しにアプリを起動したら・・・ちゃんと情報にアクセスできました。プロモコード入力して、トッピングが準備 OK という状況まで、WiFi や他の回線を使わずにできちゃいました。povo の海外利用、案外便利かも。

プロモコード入れただけだとトッピング利用前の状態になっていましたが、しばらく待ったら利用開始の SMS が届きました。povo なら事前準備無しでも、現地だけでなんとかなりそうだということが確認できました。
povo は 1GB で680円ということで、通常では最安値ではないもののそこまで高額ではないという位置づけ。しかし、キャンペーンで2倍使えるということで 2GB で680円ならかなりお得だったと思います。

コレで 1GB が3回線ということで、通常なら3日間でそんなに使うことはないと言いたいトコロでしたが・・・ホテルの WiFi がほぼ利用不能な状態だったため、帰国日前夜には、結構ヤバイ状態になっていました。既に CMHK な物理 SIM はデータ通信不能で、povo も残り 0.11GB と 0.34GB という状況。最終日は povo の残量にテザリングしてしのぐか・・・という状態に。

しかし、まだ裏の手が残っていました。海外トッピングとして使える X で展開されていたプロモコードが、有効期限内だったのです。3月末で切れているので、コードはそのまま表示。24時間限定ながら 0.3GB 海外で使えるというので・・・最終日にギガ不足に陥ったワタシには救世主といった状態。それも2回線分あるので、合計 0.6GB を追加できることに。ちなみに、既存の残量がある状態で入力するとエラーになりますので、利用中のトッピングが切れた後に入れないとダメです。

最終日に見事に残量ゼロになったので、改めてプロモコードを入れて 0.30GB をゲットです。

帰国後に確認したら、残量は僅かでした。テザリングの親にしていた eSIM の方は残量 0.01GB と本当にギリだったようです(笑)。
こんな感じで、povo の増量キャンペーンやプロモコードに助けられてなんとか乗り切れました。もっと不足するようなら、一応持って行っていた延命中の AIS の SIM2Fly のローミングパッケージを買うという手もありました。まだ少しずつトップアップして延命していますが、タイバーツが高くなっているせいか割高感があって手を出せていないんですよね(笑)。
旅行中にギガ不足というのは致命的なので、旅行には余裕のあるデータ残量か、povo や SIM2Fly のようなバックアップ策が必要ですね。とはいえ、昨今は eSIM ならば WiFi 等の別途通信できる環境があればすぐにでも入手可能ですな。
景莱酒店の WiFi
上海のオマケネタ。色々とハマったホテルでの WiFi について記録しておきます。

まずはスマホで接続をチェックしてみました。各部屋に AP があって、AP 名とパスキーはベッドサイドに掲示されています。というわけで、WiFi に接続すると・・・別途ネットワークログインを要求されます。公衆 WiFi 等でよくあるヤツですが・・・メアドで登録とかではなく、SMS 認証が必要だそうです。中国語表記の状態では国番号等を入力できないので、白いボタンの「Change To English/International SMS」を押すと、右側のように国番号を選択して電話番号を入力する画面になります。

+81 を入れて、ローミング中で SMS 受信可能な電話番号を入れて「Get Code」を押すと・・・「International SMS channel not opened」というメッセージが出てしまいます。別の電話番号入れたり、頭の0を入れたり外したりなど、色々と試してみたのですが、どうにもダメっぽい。インターフェース的には国際 SMS に対応しているように見えるけど、認証コードを発行するサーバー側でエラーになっているっぽい。

後になって気付いたのですが、ホテルのフロントで友達登録した WeChat に届いていたメッセージの色説明中に「中国本土の携帯電話番号認証が必要です」と書かれていました。やはり、WiFi 接続には日本の携帯電話番号ではダメだったっぽい。

WiFi がダメなら・・・有線 LAN ならなんとかなるかも?? ということで部屋に LAN ポートがあるか探してみたのですが、ベッドサイドにもテーブル近くにもありません。しかし、テレビの裏に隠されていたセットトップボックスがルーターになっているっぽくて、WAN 側へのアクセス線以外にも LAN 用のポートがあるのを発見。

というわけで、Raspberry Pi を設置して有線 LAN 接続に挑戦。セットトップボックスと TV は HDMI ケーブルで接続されていた(コレがテレビチューナー代わりにもなっているっぽいけど、固定1チャンネルしか表示できなかった)ので、外してラズパイの出力を接続。無事にラズパイのデスクトップを表示することができました。4K 画面なのでデフォ設定だと文字が小さすぎるので解像度を調整。

そして有線 LAN 接続して、何かしら外部にアクセスしようとしたら・・・やはりスマホで WiFi アクセスした場合と同様の認証画面になってしまいました。

一応有線 LAN で IP も振られていますが・・・この認証はルーターじゃなくて、その先にあるようなので WiFi 同様に突破はできそうにありません。というわけで、この時点でラズパイの利用を諦めました。せっかく PC 代わりに blog 更新とかできる環境かつ、スマホたちを従えるトラベルルーターとして設定していたのですが、ネット接続できないとなると利用不能なブツになってしまいました。

しかし、2日目の朝にスマホでの接続を悪足掻きでトライ。こんな感じでネットワークログインが出ないけど、外部アクセスが制限された状態になったりしました。その後、何度か WiFi の接続をやり直していていたところ・・・

なぜか急に外部へのアクセスができるようになりました。理由は謎。一応 VPN を張ったら本 blog の管理画面までもアクセスできました。

何がきっかけで突破できたのかは謎ですが、ちゃんと外部と通信もできています。

何かハックしたとかでもなく、何度か WiFi の接続と解除を繰り返しただけです。しかし、1台のスマホが突破できたものの、他2台は何度やっても突破できませんでした。

接続できてしまえば、割とスピードも出て快適です。
2日目の朝だったので、この後は外出することになります。夜に戻ってきて再び WiFi に接続すると・・・認証がリセットされてしまったようで、再度認証画面が出るようになってしまいました。
夜になって何度か WiFi の接続・解除を繰り返してみたものの、2日目夜はどのスマホでも突破できず。やはり、2日目の朝だけ特別だったのかも・・・と、2日目の夜は WiFi 接続を諦めました。そして3日目の朝と夜にも試したけど突破できず。やはり偶然だったのか・・・と思ったら、最終日となる4日目の朝に再び1台だけ突破できました。やはり原因は不明。
突破できたのは2回ともに POCO F6。Xiaomi だから?? などと考えましたが、POCO F6 はグローバルモデルで、突破できなかった Redmi Note 12 Turbo (POCO F5 化) と違いがあるとも思えません。だけど突破できたのは POCO F6 だけ。Xperia 5 IV もダメだったことを鑑みると、Android 14 じゃなくて Android 15 だと突破できる??? そんなことはないか・・・(笑)。

ホテル WiFi にも本人確認となる認証が必要で、ホテル次第かもしれませんが中国本土の電話番号がないと SMS 認証ができないという罠があるというのは注意が必要ですね。基本的にはホテル WiFi は使えないつもりで準備しておいた方が良いかもしれません。とはいえ・・・何故か認証通さずともブロックを突破できるタイミングがあるのが謎でした(笑)。
そんなわけで、今後の中国本土への旅行時への教訓としては・・・現地番号がある SIM を準備するか、WiFi に頼らなくて良いくらいなデータプランな SIM を用意すること。前者は現実的ではなさそうなので、後者かな。普段ならこんなに使わんよ、ってほどのデータプランで臨むのが正解っぽいです。
PVG → NRT
上海ネタもそろそろ終盤。オマケネタを除くと、今回が最終です。

時間があったので、空港の Free WiFi の利用にチャレンジしてみました。既に手元のデータ残量がギリギリで、3回線あるうち2回線は残量ゼロだったというのも試してみた原因。アクセスすると、やはりココでも本人確認がシッカリとされます。パスポートを撮影してアップロードしてから、SMS 認証が必要になります。しかし・・・このサイト、国番号の選択が超絶困難。ブラウザ依存なのかもしれませんが、国番号が数字順に並んでいるので、日本の +81 までは結構スクロールしないといけません。そして、困ったことにスクロールダウンはできても、スクロールアップができないのです。行きすぎたらスワイプダウンすることになるのですが、そうすると画面のリロードになってしまう(上のスクショの中央状態)のです。何度もスクロールしながら行き過ぎて失敗し、最初からやり直すという苦行を何度も行って、ようやく SMS 認証となりました。もしかしたら、私の環境だけかもしれないけど、国番号は選択にしないで手入力させてくれって感じです。
そして、接続できたものの、WiFi は結構遅いです。やはり、上海ではホテルも空港も WiFi 利用は考えずに、モバイルデータ通信主体で考えた方が良さそうです。もっとデータ容量多めなプランを入手しておいても良かったかも。

フライトは 14:20 でしたが、ボーディング開始は 13:35 とチケットに記載がありました。ずいぶん早いな・・・と思いましたが、ほぼオンタイムで搭乗開始となりました。

13:45 には着席している状態(笑)。結局このまま待機という時間が少々あって、ちょっとだけ早めの時間に動き出しました。帰りの機材にはちゃんとパーソナルモニターがありました。

サヨウナラ上海。成田へ向かいます。一応機内 WiFi は飛んでいますが、インターネット接続はできないのは往路と同様。

飛び立ってから1時間ほどで軽食が出されました。行きは食事でしたが、帰りは軽食・・・時間帯の関係でしょうか。まぁ、ラウンジで食べ過ぎな状態なので、無くても良いくらい。

箱の中はヨーグルトとお菓子が入っていました。ヨーグルトは、この形状だけど飲むタイプ(笑)。お菓子2つは食べずに持ち帰ることにしました。

箱とは別に提供された包の中は、バーガーというかサンドイッチのようなもの。中には濃い味付けのお肉っぽいものがあるのですが・・・味付けが濃くてなんだかわかりません(笑)。食感はシーチキンみたいな感じでした。

帰りも XREAL Air で動画視聴して過ごしました。スマホのバッテリー残量が若干不安な状態だったので、充電しながら使用。スマホの Type-C ポートは1つしかないので、充電しながら画像出力ができる分岐アダプターを用意しておりました。コレ、適当なヤツじゃダメで、ちゃんと映像出力ができる分岐じゃないと使えません。ヘッドフォンも有線なので、ケーブル地獄になってしまいました。もうちょっとスマートな接続にしたいという願いが沸きました。

そろそろ成田が近づいてきたという頃合いで・・・

外はイイ感じの夕焼け。復路は窓側じゃなかったけど窓の外を撮影してみました。富士山が遠くに見えました♪

ほぼオンタイムで成田に到着。今回も上海にいる間に Visit Japan を登録しておきましたので、荷物が出てくる前に端末で登録作業をしようと思ったのですが・・・端末が税関窓口のすぐ手前にしかなく、登録手続きしたらすぐに窓口へってな感じな配置になっていました。以前は別の場所だったような記憶があったので、荷物受け取る前に登録作業だけやった気がたけど・・・若干過去の記憶が曖昧。登録作業だけして、バケッジクレームのベルトコンベア前に戻ってから荷物をゲット。その後は顔認証で税関通過できました。
成田から家までの移動は、行き同様に東京行きのバスに乗りました。ちょうど良いタイミングで出発しそうだたのです。しかし、コレが若干失敗だったようで・・・途中、行徳あたりで事故渋滞にハマって、30分ほど余計に時間がかかりました。東京駅からは電車移動。やはり成田空港はちょいと遠いですが、無事に帰宅となりました。
残すはオマケネタ的なものが少々。これは後日改めてアップしていこうと思います。今回の上海も撮れ高タップリでした♪
No.72 Juneyao Air Lounge
上海最終日。1つ目のラウンジを早めに切り上げて、次を目指すことにしました。

その前にちょっとお土産でも見てみようと、免税店を何軒か回ってみました。どこも同じようなモノばかりだし、中国土産のお菓子ってあまり嬉しくないものが多い気がします・・・ので、今回は誰にもお土産買わずに帰国することにしました。

さて、2軒目のラウンジですが・・・近くに2つありそうなので見比べてから決めようと思ったのですが、どこを探しても No.73 が発見できず、案内版も見つけられません。そんなわけで、No.72 Juneyao Air Lounge に入ることにしました。

ココは吉祥航空のラウンジです。大きな空間ではないですが、なかなかオシャレにまとまっていていい感じです。やはり LCC じゃなくてフルキャリアのラウンジの方が豪華な気がします(笑)。

デザートもコチラの方が美味しそう。ボトルドリンクの品揃えはそれほど変わらないかな。

冷ケース内はヨーグルトとかソフトドリンクばかり・・・かと思ったら、最下段にアルコールもありました。

食事は中華少な目で、コレ以外にも洋食が多めにある感じですな。メニューに日本語表記があるのも助かります。

中華は蒸籠の饅頭とスープ以外は4品。麺類は別途オーダーする感じですね。

そんなわけで炒飯とカレー味の煮物を少しだけ。炒飯の味は普通かな。1つ目のラウンジと比較すれば全然良いです。ビールは Snow Flake。コレ、事前に飲んでなければビールとして認識してなかったかも(笑)。

蒸籠で蒸されていた饅頭。メニュー札は「豆沙包」「焼売」「三丁包」とあったのですが・・・焼売は発見できず。焼売食べたかったなぁ・・・

というわけで、「豆沙包」と「三丁包」を試してみることにしました。

あんまんと・・・三丁包ってのは、特に具材がないヤツでした。どちらもお茶が欲しくなるタイプ(笑)。1つ目のラウンジもそうでしたが、小籠包とか焼売のような点心があれば嬉しかったのに・・・なかったのが残念。

このラウンジはエスプレッソマシンもあって、ボトルドリンク以外が充実していました。

というわけで、スイーツにコーヒーで〆ます。スイーツも程よい甘さで美味しかったです。

トイレに行ってみたら、中国でははじめてウォシュレットに遭遇。トイレの奥にはシャワーもあるようでしたが、朝浴びたばかりなので使いませんでした。最初からコチラのラウンジに来ていれば良かったかも。
搭乗時間も近づいてきたので、そろそろラウンジ巡りも終えて登場ゲートに向かいます。
No.77 China Eastern Lounge
浦東国際空港に着いてすぐにチェックインできて、出国手続きも混雑無く通過できましたので、残りの時間はエアサイドで過ごします。

最終の保安検査を無事通過してからとても近い場所が搭乗口の D75 でした。南北一直線に細長い通路の左右に搭乗口が並ぶターミナルの中心が D73 で、そのすぐ隣が D75。東側にある搭乗口が奇数番で、西側(中心部分にはない)の搭乗口が偶数を割り当てているようです。なかなか合理的で理解しやすい。

時間もあるのでラウンジで寛ぎます。プライオリティ・パスで使えるのは第二ターミナルで5ヵ所あるらしい。近い搭乗口番号がラウンジ名に付与されているのでなんとなく場所が把握しやすい。No.86 や No.69 は少し離れていそうなので・・・ひとまず一番近い場所だった No.77 をチョイス。中国東方航空が運営するラウンジなようです。LCC なのにラウンジがあるんですな。

受付をして入場すると目に入った案内版。なんだか子供が書いたような・・・演出ですかね? 左側に麺、右側にメインなメシがあるらしい。

受付部分を中心に左右に細長く広がっています。この空港は搭乗口がある3階のさらに上階部分に色々なラウンジ等が配置されているようです。南北に細長い空港なようですが、帰りはほぼ中央部分の利用だけで済んだので、移動少なくてラッキーでした。

お酒もあります。中央付近のソファーエリアは人少な目でしたが、まずやってきた麺エリアは結構人が多かったです。ちょうど昼飯時ですので、私も麺を食べたいと思ってやってきました。

常温の缶ドリンクもテーブルに並んでいましたが、冷ケースに冷えたものもありました。ビールは青島と Cody’s というドイツのヤツの2種類。

麺は3種類。カウンターでオーダーして・・・

丼を受け取ってから、自分でトッピングするスタイル。

奥の方にあった蒸籠には、饅頭が2種類ありました。

葱油拌面にしてました。トッピングで自分好みに調整できるのが良いですな。ちょっと具材乗せ過ぎました(笑)。ビールは青島をいただきます♪ 麺は割と美味しいけど・・・他で葱油拌面を食べて来たわけではないので、コレがどのレベルの味なのかは不明。

サラダとかフルーツもありました。

ケーキやサンドイッチ、パン等もありましたが、ここはビールと麺で一旦切り上げます。

今度はラウンジ内の反対側、受付からは右側に進んだ端にある主食コーナーへ。コチラはホットフードが並んでいます。ケーキやドリンクは、反対側の麺コーナーと同等。

2本目のビールは Cody’s にしてみました。ドイツの Wheat Beer (小麦ビール) ってことですな。同じく白ビールとなるヴァイツェンともまた違う感じですな。優しい感じの味わいですが、個人的には IPA のようなガツンと来る感じの方が好み(笑)。そして、色々と取って来たお料理ですが・・・残念ながらあまり美味しくない。特に炒飯はかなり残念な感じ。帰国日となるこの日まで、食べるモノでハズレがなかったので・・・結構なガッカリ感。
ビール2本飲んだ後ですが・・・まだもう少し食べれそう。搭乗までは時間があるので、次なるラウンジにホッピングすることにしました。
朝食のエッグタルト
上海4日目は最終日。フライトは 14:20 なので午前中には空港に居ないといけないので、朝すぐにホテルをチェックアウトして空港に向かう計画。

この日の朝食は、前日の夜に買ってきたエッグタルト。個人的にはマカオなイメージですが、上海でも割と親しまれているといいます。そういえば香港でも飲茶で良く食べていました。

そんなエッグタルトは前日の夜、天钥小馆で食事をした後に近くにあったお店で買いました。上の写真の右側にある莉莲蛋挞(LILLIAN BAKERY)というのは上海各地にある有名店らしい。しかし、その左側にある鲍师傅糕点(BAO’S PASTRY)の方が大行列となっています。K谷様に勧められて両方を食べ比べしてみることになりました。

LILLIAN の方は並ばずにすぐに買えました。ドリアン味とか変わったものも多数かりましたが、ノーマルなエッグタルトを1つゲット。1つ7元です。

一方、行列に並んだ BAO’S の方も色々な種類がありますが、ノーマルは1個4.5元と、かなりお安い。

外側の歩道に面した部分が販売窓口になっていますが、色々な食料品店がはいる建物の中からは、ガラス張りのキッチンが見えます。作って焼いてすぐに売るというスタイルみたいです。飛ぶように売れては補充されていく感じでした。なるほど・・・安くてできたてなら、コチラのお店が人気なのもわかる気がする。
さて、味ですが・・・買った翌朝で冷めてしまってはいますが、いずれも美味しかったです。カスタードは LILLIAN の方がサッパリ目で落ち着いた味で好みでしたが、BAO’S の方がパイ部分がサクッとして軽い感じです。甲乙つけがたし・・・だけど、お安いので BAO’S の勝利です。日本円だと150円と90円の勝負なので、美味しさが同等なら安い方が嬉しい♪

エッグタルトでの朝食の後は、最後にシャワー浴びたり荷造りしたりと慌ただしい時間。部屋の窓から外を見ると、この日もかなり天気が良い。そして暖かい1日でした。

この日は土曜日ということで、K谷様がタクシーで空港まで同行してくれました。実は1日目に合流して夕食をご一緒した時に、現金が必要な時があればと人民元を貸していただいておりました。しかし、一切使うシーンはなく、そのまま最終日に返却することに。デポジットみたいな感じですな(笑)。実は現金どころか、クレジットカードすら使っていませんでした。全て QR コード決済で賄えてしまったのです。

ホテルまで来ていただいたK谷様と合流し、配車アプリで呼び寄せたタクシーに乗って空港へ。高速道路を通って向かいましたが、割と距離はありますな。大きな橋を渡ったりと車ならではの風景を見れたので、往復電車より楽しめました。最後に乗ったのもやはり EV。多分 Roewe の i6 MAX と思われます。

無事に上海浦東国際空港のターミナル2に到着。1時間ほどかかる地下鉄とほぼ同じくらいかかりましたが、タクシーだと荷物があっても楽で助かりました。

空港は巨大すぎて、全体像を撮影するのは無理です。

まだ3時間前よりも早かったのでチェックインできないかな・・・と思ったらすんなりできました。今回は往路で忘れたマイレージの紐づけをちゃんとチャックイン時に実施できました。チェックインまで待ち時間があればお茶でもしながら・・・なんて思っていましたが、中にすぐ入れそうなのでセキュリティーゲート前でK谷様とはお別れして、出国手続きとなりました。
K谷様には4日間色々とお世話になってしまいました。とても一人ではできなかったことも沢山体験できて感謝しかありません。実はこの日、K谷様のご家族が上海入りということで空港まで一緒に来ていただいたのですが・・・話を聞いたら到着は夕方とのこと。空港で待つか悩まれていましたが、実は利用したことがなかったというリニアモーターカーに乗って一旦自宅に戻ったそうです。
天钥小馆と东北饺子
泰同和で焼き餃子とビールで乾杯した後は、すぐさま近くの別のお店に移動。

焼き餃子だけでなく揚州炒飯も食べたいというワタシのワガママで、家庭料理が色々ありそうなお店をK谷様が探してくれました。泰同和とは通りを挟んで反対側なのでとても近い場所で、すぐさま移動してきたのが天钥小馆。

大衆点評アプリでメニュー見てからやってきたのですが・・・店員さんは紙のメニューにあるヤツ限定だと言います。アプリ上では揚州炒飯があったのに、紙のメニューにはないという。まぁ、チャーハンは諦めて、他に店員オススメなヤツを中心にオーダーしていくことになりました。

まずは店員さんイチオシだという椒盐排条。直訳すると「塩コショウした豚のスペアリブ」。見た目からすると、鶏肉のササミ揚げみたいな感じですが、豚肉です。塩コショウは効いてますが、優しくほんのりといった感じで、非常に美味。日本で食べれそうで食べれない味なんだけど、とても日本人の味覚に合うと思います。コレは38元。

コチラは干锅包菜(32元)。キャベツと豚肉の炒め物で、固形燃料で温めながらの鉄鍋で出てきました。ニンニクほんのりで、醤油やオイスターソースでの味付けだと思うのですが、これもかなりウマイ。ぱっと見は回鍋肉のタレが別モノってな感じではありますが、コチラは四川料理らしい。確かに唐辛子が入ってますが、唐辛子以外の部分はそれほど辛くないです。

揚州炒飯がない代わりに、お米ならコレがオススメだと言われたのが石锅咸肉菜饭(28元)。メニューの写真を見ただけでは石鍋に入っているのに気づきませんでしたが、良く見たら石鍋も写真に写ってるし、品名にも「石锅」って書いてある(笑)。コレ、味付けが絶妙な塩味と旨味があって非常に美味しいです。そして、石鍋ならではのおこげも美味しい。もう少し具沢山でも良さそうですが、揚州炒飯じゃなくてむしろコレで良かったと思えるほど(笑)。2人では量が多いけどシッカリ食べました。

上海はアワビが安いのよ・・・というので鲍鱼も頼んでみました。「3个起售」とメニューに書かれているのを翻訳すると「最低3個からご注文ください」ということらしい。K谷様が1つ食べて、2つ私が頂きました。

割と大きい。1つ18元ですが、日本でこの大きさのアワビ食べたら結構なお値段しそう。とはいえ、おそらく干し鮑ではないでしょう。そこまで味が凝縮された感じでもなく、身も柔らかく新鮮な感じ。

この日もやっぱり紹興酒(笑)。ホットで生姜入り。紹興酒の前はビールでして、「青岛白啤」を初めて飲みました。結局3日毎晩紹興酒を飲んでしまいました(笑)。
このお店では話をしながら割とユックリと過ごしました。リーズナブルなお値段なのに、かなり美味しい料理がいただける、良いお店でした。

コチラが外観。色々な飲食店が入った建物の3階部分です。
もう少々飲みましょうというハナシになって、少し歩いた場所にあるお店を目指したところ・・・アプリの MAP 上は間違いないのにお店が存在しないという事態に。周囲の人にも聞いて回ったけどお店は発見できず。というわけで、一旦私のホテルの方に戻ってからもう少々飲もうというハナシになりました。

タクシーで移動してやってきたのは、私のホテルと南京东路站の間にある东北饺子(東北餃子)。「东北菜」というお店と「东北饺子」は同じ看板の元、別々の客室になっていてメニューも別。〆もビールにしようと思ったので、餃子のお店にしました。なぜか隣の半酌烧烤小酒馆の前に人だかりができていますが、東北菜と東北餃子にはあまり人はいません。金曜の夜で観光地の割には・・・と思ったら、我らが入店したら後から何組か入ってきました(笑)。タイミングの問題だったようです。

メニューを見ると水餃子が色々な種類あるっぽい。

Snow Flake の瓶が冷えていたので 〆のビール(笑)。なかなか古めかしいお店で、ビールを飲むのも紙コップというのはご愛敬♪

3種類頼んだのですが、ごちゃ混ぜになって出てきました。見た目では判断が難しいですが、食べるとシッカリと味の違いを感じます。小ぶりながら、プリっとした食感で味も良いです。そして、1個あたり6元か7元でとてもお安い。豚(猪肉)よりも牛肉の餡はなかなか日本では食べたことのない味わいでした。

壁のメニュー写真を見たら炒飯が美味しそうでしたが、既に色々食べた後だし揚州炒飯じゃないし・・・ということで、ココでは水餃子とビールで終了です。
ホテルまでは徒歩1分以内といった距離なので、3軒目なこのお店を最後にホテルに戻りました。最後の悪あがきで WiFi 接続を再びトライしたりしていたら眠気が襲ってきました。こんな感じで3日目も終了です。最終日となる4日目は空港に移動して帰国するだけとなります。