今週色々と連続であった発表会も Xiaomi で〆。発表された新商品は・・・CN向けに発表済みな既存商品ばかりで、めぼしいモノがなかったな、というのが率直な感想。Global というかヨーロッパ向けの発表会なので、ここで発表されたものがそのまま日本市場に導入されるかどうかもわかりませんな。
まずは Xiaomi の実験的 MIX 系ではなく、フラッグシップ的な T シリーズ。Xiaomi 11T と Xiaomi 11T Pro の2台のスマホ。11T が MediaTek Dimensity 1200-Ultra で、11T Pro がスナドラ 888 搭載だそうな。120W の高速充電とかディスプレイ性能が高いとか色々と説明されましたが、CINEMAGIC という動画撮影時のエフェクトを一番に推していました。ちょっと前の Apple のシネマティックモードの方が面白い映像ができそうな感じ。とはいえ、Xiaomi も Apple も動画撮影を推しますが、映画のような動画撮影をしたいと思っている人がそんなに多いとは考えにくいんですよね・・・。
スマホはもう1台発表がありました。私も持っている Xiaomi 11 Lite 5G の廉価版(?)な Xiaomi 11 Lite 5G NE。CPU が スナドラ 780G じゃなくて 778G になって、ボディカラーが変化。それ以外は・・・特に違いがなさそう? 780G と 778G の比較を見てみると、仕様はほぼ同様でプロセスルールが 5nm と 6nm の違いがあって、若干 778G の方が性能が劣るかな、といった感じ。780G 搭載の端末が全然出てこない(Xiaomi 11 Lite 5G のみ？)トコロを見ると、5nm の歩留まりが悪いのか、888 に持って行かれているのか、已む無く 6nm な 778G で逃げている感じではあります。
もしかしたら NE じゃない方はレア端末として消えていき、日本市場も NE に置き換わってしまったり・・・しないかな？
スマホ3機種以外には、Xiaomi としては久々なタブレット端末な Xiaomi Pad 5 を紹介。これは中華版は既に販売中ですので新ネタでもないですけど、11インチと大き目画面でスナドラ860、ペンも使えて349€～と、コスパの良さはありますな。日本版が出たら、割と良い泥タブの選択肢になると思います。
後はフルHDなプロジェクターである Mi Smart Projector 2 や WiFi 6 ルーターな Mesh System AX3000 が紹介されて、NFC 版の Xiaomi Smart Band 6 が MasterCard での非接触決済に使えるよといった話があって終了。
約90分、特に目新しいネタもなく、リーク情報以外の驚きの新商品発表もなかったのが残念でした。せめて前日にプレスリリースが出ていたスマートグラスの紹介とかあれば良かったのに・・・と思いましたが、ヨーロッパ市場向けの新商品紹介だったので、既知の商品の値段が一番のネタだったような感じです。
