天気も良くなって、暖かくなってきたので・・・車イジリを再開。今回は走行中に気になっていたノイズの原因調査と対策です。Y51 Fuga は入手してから結構イジってますが、まだまだやりたいことがあるのです。
常時ではないのですが、結構な頻度で助手席の下の方・・・運転中では上の写真の赤枠で囲った辺りで「カタタタタタ・・・」という、振動でプラスチックが何かに当たっているような音がするのです。アイドリング中には音はせず、走行中にのみ、それも時折音がするので確実な場所は特定できていません。運転しながら赤枠辺りに手を当てると、なんとなく音が小さくなるような気がしたのでこの辺りかな・・・なんて考えていました。おそらく、配線にぶら下がったカプラーが振動でどこかに当たってるのでは?? と予想。
そんなわけで、音がしそうな場所を分解してチェックします。まずは・・・オーディオパネル下にあるフタを外します。コレ、結構シッカリはまってて外すの大変です。パネルが外れたら、その中にあるネジを外すと・・・
サイドガードを外すことができます。これは、後部座席側から引きはがす感じで、前方に向かって差し込まれている感じなので、後方のクリップが外れたら、後方側に引き抜く感じで外れます。
続いてグローブボックス下のカバーを外します。これは上方の3か所のクリップで止まっているだけなので、下方向に力を入れれば割と簡単に外れます。そして、足元を照らすランプのコネクタを外せば分離可能。
助手席足元にあるピンクリップを外して、内張りの奥をチェックしてみたけど・・・ここから見える範囲には、振動しそうな物体はないですなぁ。オーディオの横辺りにも手を入れてチェックしてみたけど、特にアヤシイトコロはなかったです。
仕方がないので、グローブボックス付近も分解します。まずはボックスを外します。ヒンジ部分を中心に上方向に引き抜くようにするとヒンジ部分が外れて、上の方にある左右の突起はボックスを左右にずらすと外せます。右側にボックスを引き上げるロープがありますが、接合部分をボックス側から抜けば外れます。コレ、結構マージンが無くて大変で、手探りでの作業になります。無理にロープを引っ張りすぎると切れます。
実は前の Y50 Fuga は切断しちゃってました。それほど力をかけた気がしなくても、劣化していたのかプツリと切れちゃったんですよね・・・。切れると、ボックスを開けるとガバっと一気に開いてしまいます。このロープのおかげで、ユックリと開くのです。
おっと、ダッシュボード横のカバーは、このタイミングで外しておきましょう。
ボックスを外したら、上部に4か所、中央1ヵ所、左右下部に2か所のネジを外せば・・・グローブボックス奥のカバーが外れます。ETC とか、色々なケーブルが接続されたままなので要注意。
ボックス奥のカバーには、上の写真の赤枠2か所でケーブルをクリップ留めされているので、ペンチ等で挟んで外して、奥に押し込んでおきます。右下の黄色枠が、ロープに繋がった留め具。今はロープが引き込まれた状態です。ケーブルクリップを外しておけば、後は ETC に繋がったコネクタとアンテナケーブルを外して、ランプのコネクタを抜けばカバーを分離できます。
さて、ここまで内部が見えるようになったら・・・触診して、どこかノイズの元になる場所がないか探します。奥の方にも手を入れて慎重に探しますが・・・いずれの部分もシッカリ固定されているし、動く部分はクッションがあったりして、ちゃんと音対策はされている感じ。なかなか発見できずに悩んでいましたが・・・
発見しました!! 当初の予想とは違って・・・運転席からは結構遠い場所でしたが、この白い部品がアヤシイ!!
動画で撮ってみました。この白い大き目なカバーがですね・・・左右にユラユラ揺れます。そして、聞き覚えのある「カタタタタタ・・・」という音がするではないか!! きっとエンジンの振動がちょうどココと共振する状態になると、結構大きな音を発していたのだと思います。
ひとまず防音処理用にと用意しておいたウレタンスポンジを隙間に挟み込んで、左右に動かないようにしてみました。また、下側に付いていたカプラーの受け側(何も接続されていない)も、軽くカタカタと鳴る感じだったのでビニールテープで固定しておきました。
他にも似たような場所がないか探ってみましたが、どうやらココだけのようです。一体何の部品なんでしょうね・・・そして、なぜこんなにユルユルなんでしょう⁉機構を見るに、この車固有の問題ではないような気がします。
これで対処できたハズ・・・ということで、逆の手順で元に戻してから、ちょっと近所をドライブしてみました。それなりに色々な道を走ってみましたが、今まで鳴っていた異音は全くしなくなっていました!! 無事に対処成功・・・だと思いますが、要経過観察ですかね。
思っていた場所とはちょっと違っていたので余計な分解もしちゃいました。実際にはオーディオパネルやサイドガードを外したりする必要はなく、グローブボックスとその奥のカバーを外すだけで良かったっぽいですが、特に破壊したりもせずに分解もできました。
乗り出してから気になっていた不快要因がようやく排除できました。小さな音で気にしなければ良いんですけど、この車は走行中も静粛性が高いので、こうしたちょっとしたノイズが気になってしまっていたのです。いやぁ~解決して良かった♪