無理やり開封してナカミを取り出すことができた EPEIOS Cold Brew Maker のメインユニット。まずはドコが故障しているのか切り分けしていきます。

ナカミを取り出した状態で全て結線してから動作確認。LED のインジケーターは点灯するものの、モーターは回転する気配はない状態。

モーターに電気が供給されているかチェック。ちゃんと出力されているっぽいので、基盤側の問題ではなさそう。

ポンプユニットから全てのチューブを外して、モーター部分のみにして動作させてみましたが・・・やはりモーターは動かない。この時点で、通電している状態が続くと、モーターが結構暖かい状態になっていることに気付きました。

というわけで・・・恐らくモーターの軸が回転できなくなっていると予想。モーターの先についている部品を分解してみることにしました。

ネジ3本を外すと、プラスチックの部品が外れまして・・・ポンプのシリンダーっぽい部分が露わになりました。3本のシリンダーはシリコンっぽい部材で覆われてて、モーターの回転運動がこのシリンダーの上下運動に変換されて、空気を押しだしたり引き込んだりするようです。開いてみてわかったのですが・・・このシリンダー内が汚れています。どうやら、本来吸い込んではいけない水分(コーヒー粉末含む)を吸い込んでしまったようです。

このシリンダー内を掃除してからスイッチONしたところ・・・見事にシリンダーが動き出しました。上の写真はブレているだけにも見えますが、モーターが回ってシリンダーが動いている最中を撮影したトコロ。ココが動作するようになれば、後は分解とは逆順に組み上げていけば復活するハズ。

問題は破壊してしまったガワ。銀色リングの3ヵ所の突起は折れてしまったし、また今後も分解する機会があるかもしれないので・・・デッパリ部分を全部削り取ってしまうことにしました。また、銀色リングの外周部分と、カップ側のエッジ部分はだいぶ歪んでしまったので、コレも曲げたり削ったりしてリングとカップがきちんとハマるように成形します。

組み上げてフタをしてビニールテープで付けたけど・・・ベトベトするし、若干フタを持ち上げようという力がかかっているせいか、1日も持たずにフタが開いてしまいました(笑)。

というわけで、気を取り直して別のより頑丈なテープ(アルミテープ)で合体させました。新品な左側と比較して・・・若干みすぼらしくなったけど、動くし使えるので気にしないことにします。

そんなわけで、復活したメインユニットを使ってコーヒー抽出です。ちゃんと動作してくれてるっぽいです。稼働させると、まずは空気を吐き出して、フィルター内のコーヒー粉部分にある水分をボトル内に吐き出します。その後、空気を吸引して水分を吸い上げて、フィルターを通して上部のカップ内に溜めて・・・ある程度溜まったら、今度は吐き出してボトル内に水分を出す・・・というのを繰り返します。

上の写真は吸引した状態ですが、この時に吸い上げすぎて、本来空気の出入りしか想定していないポンプ内にコーヒー(水分)が入ってしまうと、ポンプ内のシリンダーが動けなくなってしまって故障した・・・という感じですかね。
何度か稼働しているところを見ていて気付いたのは、最初に稼働させた際の空気の吐き出しが不足して、初回の吸い込み時にメインユニット部分まで水位が上がってしまうことが時折発生すること。水位センサーがあるので、コレが反応すれば故障には至らないハズですが、うまくセンサーが反応せずにポンプ内までコーヒーを吸い込んでしまうことがあるのかもしれない。
対策としては・・・水位センサーをもう少し下側にして安全マージンをもう少し取るといったハード設計の変更が考えられますな。また、稼働してすぐの吐き出し処理が、短時間すぎる時があるような気もします。この初回吐き出しが短時間だと、その後の吸い上げで想定以上に吸い込んでしまうように見受けられたので・・・吐き出しと吸い上げの時間設定をもう少し工夫するといったソフト的な対策も有効かも。若干設計が甘い気がするのは、まだこの手のガジェットとして成熟していないからでしょうか。
利用者が対応できるコトといえば、稼働している時は本体を動かさないようにするのが大事ですかね。吸い込んで水位が上昇しているタイミングで本体を揺らしたりしてしまうと、ポンプ内に水分が入ってしまう危険性が高まります。この点について、マニュアルで注意されていないのも問題かも。
ま、ワタシの初号機は分解済で、今後も手軽に内部まで分解清掃することができそうなので、同様の故障が発生しても復旧できそうな気がします。送ってもらった代替品は・・・まるっと1台余剰品になりました。さすがにコレを売り払ったりするのはヨロシクないですな。保守部品として保管しておきましょう♪
