Posted in Music ひとりごと

DMM VR Theater

横浜は相鉄ムービルの奥に新しい小屋ができておりまして、面白そうだったので行ってみました。

ちょうどhide大好きってな友人とその娘さんがいたのでご一緒に。

あいにくの雨模様

コンテンツは hide の Radiocity。ファンってわけではないけど、馴染みがないわけでもないし、初音ミクよりも観たい(爆)。何よりも DMM VR Theater の実力を知りたいというのが足を運んだキッカケです。

結構良い座席

前から5列目、ちょっと右側だけと結構中央付近なので良い座席です。

ヒデ

こんな感じでですね、背景映像よりもずいぶんと前に立っているように見える。3DではなくVRと言っているのは、こうした奥行き感を表現して、ですかね。

VRの仕組み

仕組みは予想通りこんな感じ。背景はリアプロジェクションになっており、手前に斜めに掛けられた透過スクリーンに下側から前景画像を映し出すことで、そのもう少し先に何かがあるように錯覚する。なので、演者(前景)は左右の動きはイイ感じだけど、前後の動きはちょっと違和感。

音は結構大き目なんですが、高周波側が切れているのと、低周波側が割れている感じで、最新鋭の音響とはちょっと思えない感じ。もう少しボリュームを絞るか、スピーカーを増設する必要性を感じますが・・・ロック聴くには割れてる位の方がいいのかな。設備というよりソースの問題かもしれない。

結構な奥行き感と、前景の色再現の良さに驚きましたが、違和感も色々とありました。

まず、前景が完全に背景をOpaqueに上書きできるわけではないので、基本的に前景が出てくると背景が暗めになるように映像が作られています。が、やはり背景に明るい部分があると透けて見える・・・

そして、演者の登場・退場がフェードインだったりスッと消滅したりするので、その時点で実物じゃないんだな、という感じが出てしまいます。袖に消えていくような演出の方がホンモノっぽいかも。

まぁ、既にご不在な方なので、アリって言えばアリなんですけど。

あと、やはりモーションキャプチャしたCGっぽい動作にみえるところが随所に。フレームレートの関係かもしれませんが、微妙な違和感として残るのも確か。これはCG技術がもう少し進歩すればなくなるかも。

また、Liveとして観ると、やはり左右のスピーカーからしか音が出ていないためステージ中央の存在感が希薄。これはどんなにVRが進化しても人がそこにいる、そこで演奏しているっていう存在感までは再現できないのかなぁ・・・

PATAとYOSHIKIのサイン

・・・って、長々と書きましたが、最新テクノロジーを楽しめるよい箱ですよ。色々なコンテンツが揃うと良いですねー。まだ実在するアーティストでも良いでしょうし、逝去された方々を黄泉帰らせるってな感じでQueenとかMJとか良いかも。個人的には Gary Moore と Phil Lynott にご帰還いただいて Thin Lizzy の復活を夢みたい・・・が、そんな要望は世の中少ないだろうなぁ・・・

あ、そだ、このコンテンツ、同じ曲を2回も流すという荒業をやりますw まぁ、いいか。