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AfterShokz OpenMove の修理 (その1)

そろそろ夜は涼しくなってきたし、ジムのトレッドミルじゃなくて外でランニングしても良い頃合い・・・ということで、壊れてから半年以上放置していた骨伝導イヤホンな AfterShokz OpenMove を修理してみようという気になりました。ジム内ならカナル式の TWS でも良いけど、外を走るなら外界音も聞こえる骨伝導じゃないと危険ですからね~。

右耳側にあたる部分から後頭部に延びるツル部分との接合部付近から折れて、内部が断線して左側から音が出ないというのが故障の症状。当初は接触が良ければ左側からの音は出ることが多かったのですがいろいろ弄ってたらほぼ音は出ない状況。そして、電源も時折落ちるという感じ。恐らく、2本くらい電線が断線していると思われます。左側のボタンは動作するので、ボタンに関する結線は切れてないっぽい??

ま、このまま廃棄でも良いけど、直せればなんとかしようということで・・・分解修理にトライ。まずはツルの部分を覆っているシリコンに切れ目を入れて、ナカミを出してみました。金属製の針金っぽいものと、ねじった電線の束が露わになります。この際、電線を切らないように金属側にナイフの刃を入れるように気を付けました。

折れているのは、本体に入った部分だったようです。ということは・・・断線した部分もこの本体の中っぽいですな。

この状態で電線をねじったりして動かしましたが、左側から音が出ることはなく、完全に断線しているっぽい。そして、動かすと電源が落ちるので、電源線も断線してるけど・・・ギリ接触している時もある、という感じだろうと予想。

ねじられた電線の束は外周を保護膜を剥がして、捻じれを解除したら・・・6本の非常に細い電線が出てきました。どれが何の線かは現状では不明。6本ってコトは・・・電源2本、音の信号線2本、ボタンスイッチ用2本・・・かな??

結局ツルの部分だけでは対応できそうになかったので、本体のフタを開けてナカミを出しました。接着されているので、接着がユルそうな場所からマイナスドライバーでこじ開けた感じです。

電線と基盤の接続を見ると・・・オヤ?? 既に薄紫色の1本はどこにもつながっていません。コレが断線しているトコロか???

・・・と思って基盤を見ても、接続する先が見当たらない。どうみても基盤と接続しているのは5本だけで、薄紫色はダミーっぽい。この先の解析結果により、未使用線でした。ツルを固定しているのは、U字型の金属っぽくて、コレを外してみました(上の写真は外しかけ)。このU字型の留め具を外せばプラスチック部品が外側に外せそうですが・・・細いケーブルのマージンがそれほどないので、ちょっとコワイ。恐らく、断線しているのはこのプラスチック部品の内部ですな。金属が折れたのもこの内部なので。

プラスチック部品がうまく外せなかったので、細い穴を通っているケーブルを引っ張って動かしてみたら・・・青と黒の2本が切れた状態で出てきました。茶色の1本は、私が引っ張った際に切れたっぽくて、赤と緑だけが接続した状態になりました。この細いケーブル、力がかかるとすぐ切れてしまいますな。

この状態から、全てを結線させて動作確認しようかと思ったのですが、どうせ組み直してもケーブルの長さが足りなくなるだろうから、パッチケーブル的な感じでケーブル継ぎ足しでもしようかと思ったのですが・・・ここから結構作業はなかなかの難航。というわけで、次回に続きます(笑)。