日: 2025年4月18日
景莱酒店の WiFi
上海のオマケネタ。色々とハマったホテルでの WiFi について記録しておきます。

まずはスマホで接続をチェックしてみました。各部屋に AP があって、AP 名とパスキーはベッドサイドに掲示されています。というわけで、WiFi に接続すると・・・別途ネットワークログインを要求されます。公衆 WiFi 等でよくあるヤツですが・・・メアドで登録とかではなく、SMS 認証が必要だそうです。中国語表記の状態では国番号等を入力できないので、白いボタンの「Change To English/International SMS」を押すと、右側のように国番号を選択して電話番号を入力する画面になります。

+81 を入れて、ローミング中で SMS 受信可能な電話番号を入れて「Get Code」を押すと・・・「International SMS channel not opened」というメッセージが出てしまいます。別の電話番号入れたり、頭の0を入れたり外したりなど、色々と試してみたのですが、どうにもダメっぽい。インターフェース的には国際 SMS に対応しているように見えるけど、認証コードを発行するサーバー側でエラーになっているっぽい。

後になって気付いたのですが、ホテルのフロントで友達登録した WeChat に届いていたメッセージの色説明中に「中国本土の携帯電話番号認証が必要です」と書かれていました。やはり、WiFi 接続には日本の携帯電話番号ではダメだったっぽい。

WiFi がダメなら・・・有線 LAN ならなんとかなるかも?? ということで部屋に LAN ポートがあるか探してみたのですが、ベッドサイドにもテーブル近くにもありません。しかし、テレビの裏に隠されていたセットトップボックスがルーターになっているっぽくて、WAN 側へのアクセス線以外にも LAN 用のポートがあるのを発見。

というわけで、Raspberry Pi を設置して有線 LAN 接続に挑戦。セットトップボックスと TV は HDMI ケーブルで接続されていた(コレがテレビチューナー代わりにもなっているっぽいけど、固定1チャンネルしか表示できなかった)ので、外してラズパイの出力を接続。無事にラズパイのデスクトップを表示することができました。4K 画面なのでデフォ設定だと文字が小さすぎるので解像度を調整。

そして有線 LAN 接続して、何かしら外部にアクセスしようとしたら・・・やはりスマホで WiFi アクセスした場合と同様の認証画面になってしまいました。

一応有線 LAN で IP も振られていますが・・・この認証はルーターじゃなくて、その先にあるようなので WiFi 同様に突破はできそうにありません。というわけで、この時点でラズパイの利用を諦めました。せっかく PC 代わりに blog 更新とかできる環境かつ、スマホたちを従えるトラベルルーターとして設定していたのですが、ネット接続できないとなると利用不能なブツになってしまいました。

しかし、2日目の朝にスマホでの接続を悪足掻きでトライ。こんな感じでネットワークログインが出ないけど、外部アクセスが制限された状態になったりしました。その後、何度か WiFi の接続をやり直していていたところ・・・

なぜか急に外部へのアクセスができるようになりました。理由は謎。一応 VPN を張ったら本 blog の管理画面までもアクセスできました。

何がきっかけで突破できたのかは謎ですが、ちゃんと外部と通信もできています。

何かハックしたとかでもなく、何度か WiFi の接続と解除を繰り返しただけです。しかし、1台のスマホが突破できたものの、他2台は何度やっても突破できませんでした。

接続できてしまえば、割とスピードも出て快適です。
2日目の朝だったので、この後は外出することになります。夜に戻ってきて再び WiFi に接続すると・・・認証がリセットされてしまったようで、再度認証画面が出るようになってしまいました。
夜になって何度か WiFi の接続・解除を繰り返してみたものの、2日目夜はどのスマホでも突破できず。やはり、2日目の朝だけ特別だったのかも・・・と、2日目の夜は WiFi 接続を諦めました。そして3日目の朝と夜にも試したけど突破できず。やはり偶然だったのか・・・と思ったら、最終日となる4日目の朝に再び1台だけ突破できました。やはり原因は不明。
突破できたのは2回ともに POCO F6。Xiaomi だから?? などと考えましたが、POCO F6 はグローバルモデルで、突破できなかった Redmi Note 12 Turbo (POCO F5 化) と違いがあるとも思えません。だけど突破できたのは POCO F6 だけ。Xperia 5 IV もダメだったことを鑑みると、Android 14 じゃなくて Android 15 だと突破できる??? そんなことはないか・・・(笑)。

ホテル WiFi にも本人確認となる認証が必要で、ホテル次第かもしれませんが中国本土の電話番号がないと SMS 認証ができないという罠があるというのは注意が必要ですね。基本的にはホテル WiFi は使えないつもりで準備しておいた方が良いかもしれません。とはいえ・・・何故か認証通さずともブロックを突破できるタイミングがあるのが謎でした(笑)。
そんなわけで、今後の中国本土への旅行時への教訓としては・・・現地番号がある SIM を準備するか、WiFi に頼らなくて良いくらいなデータプランな SIM を用意すること。前者は現実的ではなさそうなので、後者かな。普段ならこんなに使わんよ、ってほどのデータプランで臨むのが正解っぽいです。