日: 2025年2月1日
Jelly Max の Bootloader Unlock
やはり実験機でも良いので、何かしら使おうと思ってきた Jelly Max。Antutu でベンチマーク取ってから、やはりあまり使うシーンがなくて寝かしてしまっていました。
実験機ならば・・・まずは Bootloader の Unlock を行って、カスタム ROM 入れるなり Rooted 端末にするなりできるか・・・やってみました。一応 XDA のスレを読めばできそうですが・・・色々と久々なので、一応手順を記録しておきます。
まずは fastboot が使えるようにします。端末で開発者モードを有効化して、USB デバッグと OEM ロック解除を有効化しておきます。PC 側は adb と fastboot コマンドが使える環境で。
Bootloader Unlock を実施すると、端末は初期化されるためデータが消えますので、まずはバックアップ。この時点ではスクショくらいしかないです(笑)。そして、そのまま adb で接続したら「adb reboot bootloader」と打って端末を fastboot モードへ移行。

「fastboot getvar all」と打ちこんでも反応がないのは・・・Windows 11 がデバイスを認識していないから。ドライバ入れないとダメですな。このポストにある Jelly Max 用ツール一式の中にある USB ドライバを手動で適用してあげたところ・・・

無事に認識。通常起動した時の adb コマンドはドライバ入れなくても使えていましたが、fastboot モードに入った場合は要ドライバ追加でした。

そんなわけで改めて「fastboot getvar all」を実行。色々な情報が出てきますが、チェックすべきは2点。まずは「unlocked: no」ってなっていますので、当然 Bootloader は Lock された状態です。そして「version-bootloader: g78v78c2k_dfl_tee_a6ea6fc_202501151225」とありますので、取ってくるバージョンと仕向けを確認。欧州向けの EEA かそれ以外の TEE の2種類があるのですが、ワタシの端末は TEE であることが確認できます。一応 Firmaware は1月のアップデートを適用した状態。

そして、おもむろに Bootloader のアンロックを実行。「fastboot flashing unlock」と打ち込んだら、端末画面上の案内に従ってボタンを押す必要があるのですが・・・あっという間にタイムアウトしちゃいます。タイムアウトしちゃったら、再度実行すれば OK なので、2回実行したかのように見えますが、実際は1回分。

小さい画面内に、小さな文字で表示されます。タイムアウトは5秒って書かれていますが、もっと早かった気がする(笑)。Unlock するならボリュームアップかボリュームダウンを押せと書いてありますが、実際はボリュームアップでは反応せず、ボリュームダウンで Yes となりました。
アンロック後は「fastboot reboot」と打ち込んで再起動。端末は初期化されていますので、セットアップを軽く流して、再び開発者モードを ON にして USB デバッグの有効化をしてから再び fastboot モードへ移行。

再び「fastboot getvar all」を実行して確認すると・・・今度は「unlocked: yes」となっています。

まぁ fastboot コマンドで確認しなくても、USB デバッグを有効化するために入った開発者向けオプションで、OEM ロック解除の欄がグレーアウトされた上で「ブートローダーは既にロック解除されています」と表示されていたので成功だったのはわかっていました(笑)。
さて・・・Android 15 なカスタム ROM でも焼きたいトコロですが、XDA のスレを見た限りでは LineageOS を入れて動作しているものの、指紋リーダーとか機能しないとか、電話がダメとか問題が色々ありそうな感じ。では、Rooted な状態にでもして、広告フリー端末化でも目指してみますかね~。