日: 2025年1月19日
Nebula アプリ with XREAL Air
毎年年明けな1月の楽しみは、ラスベガスで開催される CES なんですが・・・年々オモシロネタが減ってきているような気がしてなりません。特に、今年は色々なレポートを読ませていただきましたが、コレといって刺さるものが皆無でした。毎年ちょっとまとめてみたりしていましたが、今年は特にナシ。敢えて挙げるなら、毎年恒例の Lenovo の変態 PC 達ですかねぇ。日本発売は未定らしい Lenovo ThinkBook Plus Gen 6 Rollable は画面が縦方向に伸縮するんですが・・・あまり欲しいとは思えませんでした(笑)。それよりも、XREAL One みたいに自分だけの大画面を持ち歩けるようなソリューションの方が私には向いている気がして、実際に XREAL Air を使いはじめちゃいました。
・・・と、前置きが長くなりましたが、買ってからだいぶ経ってしまった XREAL Air の使い勝手について、ちょっと記録しておこうと思います。
DP-Alt モード対応のスマホなら、ケーブル接続するだけでスマホ画面のミラーリングとして表示してくれる XREAL Air ですが、Nebula というアプリを入れるとさらにできることが増えます。

インストールして最初に XREAL Air を接続すると、まずはメガネ側のファームウェアアップデートが走りました。最後にエラーが出て焦りましたが・・・一応再実施したらエラーは出ませんでした。

10月頃に初めてインストールした際は v3.8.0 でしたが、現在では v3.8.1 にアップデートされています。

アップデートが済んだ後は、メガネを接続してアプリを起動すると、こんな感じでモード選択ができます。Air Casting がいわゆる画面ミラーで、全画面モードと視界の左隅にひっそり表示するサイドビューが選べます。一方のARモードというのを起動すると、広めの仮想画面をメガネでのぞき込むようなモードになります。

メガネの中の画像は・・・撮影がとても難しいのですが、ARモードは左右に広いワイド画面に、専用アプリがタイル状に並んだような仮想画面になります。シールド無しだと、表示エリア以外は透過して手元のスマホ等が見える、まさに XR な状態です。

首を(メガネを)右に動かすと、右側の画面が見えます。メガネにセンサーが入ってて、メガネの動きを検知できるとは・・・実は、購入して使ってみるまで知りませんでした(笑)。

ARモード時は、スマホ画面はこんな感じになっていまして、ホームボタンとタッチパッドとして機能します。

また、スマホはタッチパッドのような使い方以外に、スマホの動きに合わせてポインターが動いてくれるので、スマホをレーザーポインターのように使うことになります。コレでアイコンをタップする(スマホ画面のタッチパッド部分をダブルタップする)と、アプリを起動したりできるのです。スマホのセンサーもフル活用している感じですな。なかなか良くできています。

ブラウザを開くと、仮想的に何面かの画面を首を振りながら切り替えて使うこともできます。

YouTube とかもARモード用に最適化されたものが起動します。カメラのスキャンレートと、画面のリフレッシュレートが合わないので変な画像になっていますが、実際に自分の目で見ている分にはクッキリハッキリとキレイな画面が見れます。また、インサートレンズ越しに撮影しているせいで、若干ピントも合っていないですな。
とはいえ、このARモード、画面の何処を見ているのかわからなくなるという、迷子になることが良く発生します。そんな時は、ホームボタンをダブルタップすると、その際に見ている向きを中心に位置がリセットされます。しかし・・・コレはコレで慣れないと疲れます。なので、結局通常の画面ミラーモードで使うことがほとんど。動画視聴用に用意した Xperia 1 でこの Nebula アプリが使えなかったので、動画視聴時は単なる画面ミラーですな。
最新の XREAL One だと専用チップ内蔵で Native 3 DoF が使えるらしく、特別なデバイスやアプリ無しで、ミラーリングした画面を仮想的に位置固定(空間固定)して使えたり、ウルトラワイドな仮想画面として使ったりもできるらしい。PC 用の画面として使うにはより便利そうな気がします。もうちょっと価格が下がるだろう数年後にでも、アップグレードできればいいかな。今はこの初代 Air で十分楽しめています♪