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甦れ! ドリルドライバー

普段のネジ締め・緩めは USB で充電できる小型の電動ドライバを使っているのですが、時折穴あけとハイトルクなネジ締めとかやる際は、大きめなドリルドライバーを出動していました。しかし・・・結構古いモノで、錆も結構出てきたし、バッテリーも充電できなくて DC アダプター付けながらの作業になるので、先日バラして(中に入っていた NI-CD 電池を抜いて)捨てました。

しかし・・・我が家にはもう1台、バッテリーが死んで動かないドリルドライバーがありました。昔に貰ったモノなんですが、外観はキレイだけど充電もできないし、DCアダプタ直結だとほぼ回転しないので、倉庫の奥で眠っていました。

それがコチラの東芝(というより、芝浦製作所名義)な CDE-7。おそらく30年以上前の製品だと思うのですが・・・バッテリーセル交換とかやってくれるトコロもあるようです。

ネジ外すだけで簡単に分解できます。中に NI-CD 電池が6本入っています。7.2V ってことですな。捨てたヤツは4本入って 4.8V でしたので、コッチの方がパワフル・・・なハズ。

セル交換を頼むとお高いので、コレとかを買って自分で交換してもいいかも。いや、どうせならちょっと値段あがるけど NI-MH にするのもアリかも。などと、復活させる手段を検討しておりました。

そんな時に思いついたのが、7.2V ならリチウムイオン電池(1セル3.7V)を2本直結にすれば近い7.4Vになって、軽量化もできるしイイかもってこと。ちょっと時間はかかったけど、2本直結で入れられる 18650 の電池ケースを入手してみました。

NI-CD 電池を摘出。6本直結で、電池の+極には赤いケーブルでスイッチと、充電ポートへ接続され、-極には黒いケーブルがスイッチ、充電ポートに接続されつつ、黄色いケーブルが充電ポートにも伸びていました。バッテリーセルは液漏れしまくってて、色々とヤバい物質がボロボロと出てきます・・・

電池の端子から3極の充電ポートへ延びるケーブルは摘出するとこんな感じ。赤い+ケーブルの中には逆流を防ぐダイオードが、黄色いケーブルは何やら銀色の部品が付いていますが・・・電池の横に張り付けていたので、温度センサーですかね? 今回は充電機能は除外するので、この取り外したケーブルは丸々使いません。

まずは組み込む前に、電池ボックスから出ているリード線をスイッチボックスに接続して動作確認。ちゃんと回転しますね。とはいえ、電池ボックスに付属のリード線が細すぎてモーター駆動させる電流を通すにはちょっとコワイ。

そんなわけで、電池ボックスに付属していたリード線は切断し、太いケーブルで配線しました。電池ボックスはそのままでは格納できないので、ハンドル内部にある NI-CD 電池がハマっていた出っ張りをリューターで削って格納できるように加工しました。この作業が一番大変でしたが、見事ピタリとハマるように加工できたので満足です。

ガワを戻したら・・・結構パワフルに動作するドリルドライバーとして蘇りました♪

充電どうしようかな・・・と考えてみました。最初はこのグリップ底辺のパーツを外したナカミをカットして、電池ボックスを取り出せるようにしようかと思ったんですが、ネジ留めする位置が中心部分にあるため中のセパレート部分をカットしちゃうと、底辺パーツを取り付けできなくなってしまいます。

電池の端子からケーブルを伸ばして既存の充電ポートに接続し、この 18650 バッテリーテスターの外部電池用のポート経由で充電できるようにすることも考えましたが・・・直列で 7.4V にしてたら使えないことに気付きました。

滅多に使用しないので普段は電池を外しておいて、使う際に分解して充電済な電池を仕込めばいいかな。ずっと電池を入れっぱなしにするのも不安だし、リチウムイオン電池の充電は危険が伴うので・・・安全のためにも使用前・使用後に分解、充電は別途外部で行う運用にします。

というわけで、古いドリルドライバーの魔改造、完了です♪